はじめに
今年の初め頃、大阪のTシャツ屋さんハードコアチョコレートに行った事を「こちら」に記したのは記憶に新しいよね。
その時に映画『ゼイリブ』のキャップを買ったじゃないですか。これって何かのサインだと思うのです。
『ゼイリブ』は自分が高校生の時に映画館で観た、お気に入りのジョン・カーペンター映画の一つなんだけど。
『ゼイリブ』キャップを買ってからと言うもの、自分の中で再び『ゼイリブ』熱が復活してまして。
だって今年は高校生の父親となった年でもあるので、自分の高校時代を思い出しがちでしょう。至極、自然な流れです。
ゼイリブ
『ゼイリブ』は、とあるサングラスをかけると人間に化けて生活しているエイリアンが見えるという、SFホラー映画です。
で、ですね。ついにこの度、そのサングラスが無くてもエイリアンが見える方法を思いついたのです!
まぁ、ARエフェクトなんですけど。ではいつもの様に作っていきますね。
エイリアン
まず資料集めから。Blu-rayを観ながらエイリアンの顔をiPhoneで撮りまくりました。
おかげさまで俺のiPhoneのアルバムが、こんな事になってしまいました。。。
Blu-rayの2013年の監督インタビューによると、エイリアンのデザインは奥さんのサンディ・キングが手掛けたそうです。
「目は金属のような物で出来ている」
「マスクは全部同じものを使っている」
👉疑問点。なのにエイリアンの顔は、二つとして同じ顔がないですよね。どう言う事?
「それにエイリアン役は女性も男性も全員、ジェフ・イマダが一人でやっている」
👉疑問点。同時にエイリアンが沢山出てる時はどうなのよ?
とにかくよく分からないので、今回は自分なりの「らしい」エイリアンを描いていこうと思います。
Affinity Designer
ではAffinity Designerでエイリアンの顔から作っていきますね。エイリアンは、顔が命ですから。
メッシュの下絵に、目と鼻と口の位置の当たりをつけ、歯から入れていきます。
一本一本、丁寧丁寧丁寧に描くと決めています。
うわー! 歯並び悪ぃ。だが好みです。
歯ぐきも入れて、っと。
頬の部分は、こんな形で。
顔の模様はこんな形かねぇ。だいたいのバランスはこんな感じだよね。
うーん。やっぱり、ここに来て歯並びが悪いのが気になる。矯正する事に。
同じく下の歯も矯正して、こんな感じで。うん、良さげ!
肉
頬の模様はどうしますか? 時間をかけて細かく描いても良いですが、アクロバティックなショートカットをするのも良いですね。
円谷特撮の、あの映像ってこんなアナログな手法で作られてたんや! みたいな種明かしが大好きなのです。
なので、いつぞやに食べた特選ヒレ肉の写真を使っちゃいましょう。
特選ヒレ肉を頬に貼り付けました。うん。良い塩梅!
顔の模様には、いつぞやに食べたエイジングビーフの塊肉300gを貼りますね。
よく分からない工程だと思いますが、兄弟きっとうまくいく!
色を整えたらほぼ完成となります!
Blender
金属のような目はポリゴンで立体的に作りたいので、Blenderの作業です。
実はここスタバで作業しているのですが、天井のパイプのメタリック感が眼のテクスチャに良さげだと思いまして撮影しました。
そして目のハイライトは別モデルにしました。ぴえん🥺じゃないですよ!
これで素材は揃ったかな。
Spark AR
では最後に、目のモデルと顔のテクスチャをSpark ARに読み込みます。
そうそう、なぜか『ゼイリブ』ではサングラスをかけると白黒映像になります。
Spark ARで白黒映像にするにはColor Filterの彩度を落として調整すれば良いです。
モデルに投影してみた所、想像通りのARエフェクトが出来ました。
想像してたものが出来た時、自分は己の想像力の確かさを知るのです。
アイコン
テクスチャをフラットに貼ってキャプチャしたんだけど。。。
口開いてるのが気に入らないので、また後で作り直します。
完成
テクスチャを描くのに時間かかったので、結構力作だったと言えよう。
是非、周りの映画好きの人にオススメして下さい。
今回は複数の顔にカメラをかざしても、敢えて一人しか顔を認識しない様にしました。
皆さんにはこのエフェクトでインスタライブをして、人間を洗脳して欲しいです。