さよならレコード

二十代前半の話。学生の頃に電気藝術研究會(以下、電気研)というサークルを作りました。そしたら、いろんな人達が集まってくれました。

そして電気研の面々と、渋谷の円山町のクラブ円山で月一のイベント「ROBOT」を始めることになりました。

それから社会人になってからも、大人の力でイベントを開催しDJしたりしてました。代官山でやったパーティー「FV2 VS GABBA」とか懐かしいよね。

スイスから呼んだお友達のLoveFORM氏やKIPPU氏、そして「ROBOT」からハンマーブロスの面々と、ゲストの今井トゥーンズ氏。みんな元気ですか?

という事でDJをする為には、レコードが必要です。当時はヨーロッパ(フランス、オランダ、ベルギー、ドイツ辺り)でレコードを買い漁る旅とかしてました。

渋谷のシスコや浅草のダブ・ザ・ハウスにも良く通ってたよな。

そして時が過ぎ、あたくしも三十代になりまして。結婚して子供が産まれて、DJどころではなくなったのでレコードは封印してしまいました。

安心して下さい! その間、レコードは大切に保管してましたよ。

そして気づけば、タイガーオンビート氏は四十代後半になっていました。コロナ禍でテレワークだし、会社から大きなパソコンとモニターが送られてきて、家が手狭になったのです。もう、DJどころじゃないよな。

なのでトランクルームを借りてレコードを保管しようと考えました。もはや永久保存ですね。でも、それってレコードにとって嬉しい選択か? 

そうだ! ちゃんと活用してくれる人に譲る時が来たんじゃない?と思い至りました。

そこで真っ先に頼れるハンマーブロスのLibrah氏に相談しました。その時に資料として送った画像がこのページに散りばめたレコード画像です。

そしたら、ちゃんと現役のDJの方を紹介してくれました! ありがとう! 感謝感激。恩に着るとはこの事。

そして、さようならレコード。